【第29号】5. 社員旅行記のコーナー~冷えてきたら寒いところへ・札幌編

 しばらくお休みしていました社員旅行記のコーナー。アンケート企画などでお茶を濁していましたが、何せ海外旅行が全くできず、国内も緊急事態宣言がかなり長めに出ていましたので、ネタがありませんでした。

 ようやく、まずは国内であれば人目をはばからずに出かけられる雰囲気が戻ってきました。今回は、関本が11月に行った北海道の話です。

 

 

 

 

北海道はもう冬

 11月中旬というと、関東では紅葉が始まってもいませんし、日中はコートを着なくても出歩ける程度の気候。冷え込む日もありますが、外をうろうろするにはちょうどいい季節と言えるでしょう。

 では、北海道はどうかと言うと、基本、気温は一桁です。真冬は一日中氷点下ということも珍しくないところですから、「秋ですよ、秋」と言ってしまえば、まぁそうなのかもしれませんが、東京の感覚では完全に冬です。というわけで、クローゼットから温かめのコートを引っ張り出して、旅のお供にしました。都内で着ていても浮かない程度には、もう秋も深まっています。冬が近付いてるんだなぁ。

 

 朝の飛行機で一気に北上し、新千歳空港からJRで札幌駅へ。コロナ前は500円少々の追加料金を払って指定席に座らないと、大混雑で大変ということも少なくありませんでしたが、今はホームに降りて目の前の快速列車に滑り込むと、大体座れる感じがします。観光客が少なくて、ちょっと寂しい印象。

 

 30分少々かけて札幌駅に到着したら、とりあえず近くの回転寿司へ。北海道は基本、どこで食べても寿司に外れはありませんが、回転寿司の質もかなり高く、最近は札幌に着くとまず寄ってしまいます。なお、人気のお店は開店時刻前に行って整理券をもらうか並んでおかないと、1巡目では入れませんので、ご注意を。

 

 無事に開店と同時に席に着くことができ、握りを注文しつつ、喉を潤すところからスタート。この時点で午前11時であります。

 

 手前から時計回りに、

・真タチ(白子)

・銀鱈

・帆立

 どれも新鮮でおいしい。特に帆立は、関東では冷凍物を使うお店が多い中、北海道に行けばわりと長期間、生を食べられます。食感が冷凍したのと全く異なりますので、ぜひ一度お試しください。関東でも、漁期には生帆立がスーパーに並んでいて、試したことのある方もいらっしゃるかもしれませんが。

 

 あとは縞海老がよかったですね。茹でたての甘みが強く、産地に近い札幌ならでは。

 

 今回、秋深まる(ほとんど冬)時期を選んだことで、北海道ならではの食べ物がよりおいしい季節になり、1食目から大変満足しました。

 

 

 

意外にイタリアン

 ところで、北海道に行くと、寿司かラーメンかという具合で、洋食を食べる頻度が減る方もいるのではないかと思います。

 でも、そこは食材の宝庫ですから、どんな料理でもおいしいわけで、ぼくは札幌に行くと毎回こんなお店を訪れています、というのをひとつ。

 

 ワインを選ぶのは難しいですね。白のつもりで、気がつくとオレンジワインにしてしまいました。オレンジ、けっこうおいしいんですよ。

 

 料理をひとつだけ。エゾシカのタリアータ。

 テレビでジビエという言葉を耳にする機会も増えましたが、シカやイノシシやその他諸々、北海道にはおいしい肉も揃っています(このお店では、北海道産ではない肉もありますが、付け合わせの野菜は道産中心)。

 

 そんなわけで、食べて飲んだだけで初日は終了しました。

 

 

 

観光客のいない小樽

 2日目、することがないので久しぶりに小樽にでも行ってみるか。の前に、朝食は、途中の桑園駅から札幌中央卸売市場に向かいまして、またも寿司です。

 

 食事の前には、まず喉を潤すのが基本(午前9時)。

 この日はたまたま札幌で関ジャニ∞とGLAYのライブがあり、カウンターの一角にはそのために遠くから来たらしいグループが陣取っていました。そうやって、何かのついでに地元のおいしいものを食べられるというのも、またいいことですね。

 

 今年はウニが大変な不漁で、おまかせでは出てこないんじゃないかと心配していましたが、しっかりいいものを頂くことができました。うん、満足。

 

 気を取り直して電車に乗り、小樽に着いたのはお昼近く。

 このホーム、相当古い建築なんでしょうが、ぼくが初めて小樽に来たときから変わっていないような。味がありますね。長い間、雪に耐えてきた重みも。

 関係ないですけど、銭函から小樽築港あたりまで、電車に揺られながら海を眺めていると、サカナクションの『哀愁トレイン』を思い出すのは、ぼくだけですかね。

 

 駅を出て、写真撮影スポットとして有名な手宮線跡(撮った写真が思った以上に映えなかったので載せません)を通って運河へ。最後にここに来たのは2017年の3月で、中国や韓国、タイからの観光客で溢れ返っていたのが噓のように静か。運河沿いの倉庫を改装したお店も、閉まっているところや、営業しているのかわからないようなところばかりです。

 一日も早く騒動が収束して、またたくさんの人が集まってくれるのを祈るばかり。

 

 そんな小樽を散策しても今一つ盛り上がらず、札幌に戻って夕食にします。

 

 北海道を代表するブランド牡蠣「マルえもん」は厚岸産。すすきの近くのオイスターバー的な小さいお店(前回札幌に来たとき、偶然前を通りかかって発見した)で、生と焼きを食べ比べ。

 あ、写真はこれしかありませんが、この時点で3軒目です。この日は4軒回りましたので。

 

 

 

おわりに

 翌日は喫茶店でモーニング食べて、物足りず新千歳空港でスープカレーを食べて終了。

 2泊3日ほとんど食べていたため、旅行記っぽい写真がないのはご容赦ください。

 

 実はこのあと、東京に帰って中1日で沖縄に行ったのですが、その話はまた改めて。

 

この記事を書いた人:

関本(編集長)

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