【第33号】5. 山の話し(谷川岳)

 1年に何回も山に登っているという商品販売の要田の登山話しです。『山の話し』は何回も掲載しており、シリーズ化ができるのではないかと思うくらいの登場回数です。今回も最後までお楽しみください。

 

 

 

 

 こんにちは、販売担当の要田です。前回は夏山のお話をしましたが、今回は冬山(雪山)登山です。冬山といえば今までスキーでゲレンデを滑るだけでしたが、ここ数年前より、本格的な雪山登山を始めました。雪山登山は夏山と違って特別な装備が必要となります。代表的なものとしては、アイゼン、ピッケル等ですが、夏山とは全く異なるため、ウエアーも雪山用のハードシェル、レイヤリングとしてもメリノウール等、体温調節しやすいものを選びます。山用品は結構、値が張るものが多く出費が痛いのですが・・・一度、雪山を歩けばその魅力にとりつかれ、やめられなくなります。 今回は、雪山でも初心者向けの谷川岳のご紹介をします。

 

 

谷川岳

 

 谷川岳と聞くと、事故が多い山、怖い山というイメージがありますが、ロープウェイを使って登るルートは、初心者向けのコースです。先ずは、スノーボーダー達と一緒にロープウェイ(ゴンドラ)で天神平まで一気に上がります。天神平はスキー場でも有名ですね。

 

 

 

 

天神平

 

 

 天神平到着です。この日は、快晴でしたが前日、天候不良でロープウェイが運休になっていたため、トレース(雪の道)が消えた新雪状態でした。ロープウェイを降りてからも、山頂までは距離はそこそこあります。初心者向けといえども雪山は非常に危険なので、気を引き締めていきます。

 

 

 

 

 

 新雪はアイゼンだけだとただ潜るだけなので、アイゼンに加えてワカンという雪上を歩きやすくする道具を装着します。

 

 

 

 

 先頭は地元、沼田山岳会の方々がラッセル(雪かきをしながら道を作る)していただいて、非常に助かりました。私はただ、作ってもらった雪の道を登るだけでした。

 

 

 

 

 ラッセルはかなり時間、体力を使いますが、私を含めて多くの登山者は、沼田山岳会のラッセルをひたすら待つだけです。(感謝!感謝!の言葉しかありません)

 

 

 

 

 

熊穴沢避難小屋

 

 途中、熊穴沢避難小屋があります。まだこの時期は建物が見えますが、もう少しすると完全に雪に埋まります。

 

 

埋まった時は下の写真のように、小屋は赤い棒の下に埋まってしまいます。

 

 

 

 

登頂

 新雪のため、いつもより時間はかかりましたが、登頂しました!谷川岳はトマノ耳(1,963m)、オキの耳(1,977m)の二峰からなる山なのですが、時間の関係で今回はトマノ耳だけにしました。山頂からの眺めは雪山ならではの美しさで、最高です!夏山同様、登りはかなり苦しいですが、この景色を見るために頑張れるのです。

 

 

 

 トマノ耳からの見たオキの耳の眺めです。きれいですね。

 

 

 

 ゆっくりと雪山を見ていたいのですが、ロープウェイの山頂最終出発時間が決まっているため、名残惜しいのですが、もう下山しなくてはなりません!!

ここでちょっとだけ・・・実は山頂直下にも避難小屋があるのです。それが下の写真です。

 

 

 

 帰りは、すっかりトレース(雪の道)が出来上がり、歩きやすくなっていました。日が傾き始めてきました。

 


 

夕日

 

 

 すっかり、遅くなってしまいましたが、何とかロープウェイの最終には間に合いました。日の傾きで、雪山をオレンジ色に照らし、この風景がとてもきれいなのです。たくさんの思い出をザックに詰めラストスパート。次はどの山を登ろうか思いを馳せながらロープウェイまでの道を進みます。

今回もおつかれ山!!

 


 

 

 

この記事を書いた人・・・

要田(商品販売グループ)

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