【第3号】5. 社員旅行記のコーナー

社員旅行記の第3回は、初の国内旅行編です。タリフセクションの末廣が行った長崎県編をお楽しみください。

前回までの記事はこちら

印鑑を作ろうと思い立つ

こんにちは。
最近はテレワークが増えたこともあり、行政の手続きからハンコを減らすという方向に動いていますね。
私はこれまで、いろいろな場面で三文判を使っていたのですが、仕事でハンコを押す場面が増えてきたため、この三文判ではつまらないなと思うようになり、印鑑でも作ってみるかという気持ちになりました。

皆さんは東京の池尻にある「山本印店」というお店をご存知でしょうか?どこの印鑑屋でつくろうかとWEBで検索していたら、うそかほんとか、有名人も訪れるというこの店を見つけました。なんでも、来店前日の12時から予約受付ということらしく、早速、都合のつきそうな日の12時に電話をかけてみました。電話中の状態でなかなかつながらず、12時15分ぐらいにようやくつながったものの、明日の予約は終わりましたと。。。
確かにWEBにはなかなかつながらないと書いてありまして、本当なんだなとうなだれて初回のチャレンジは終了。再度翌日休めそうな日の12時にチャレンジ。今度は12時10分ぐらいに電話がつながり、「印鑑を作りたいんですが」と尋ねると、「それでは明日の14:30に今使っている印鑑を全部持ってきてください」と言われ、いよいよ印鑑を作りに行くことになりました。

翌日は14時15分ごろに店に到着しました。

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店内は狭く、私の前のお客さんが店主の山本桃仙さんに印鑑の鑑定?(占いみたいな感じでした)を受けており、何やら込み入った話が丸聞こえでした。
桃仙さんの奥さんらしき女性がここに名前と生年月日を書いてくださいと小さな紙片とえんぴつを渡してきました。記入していよいよ自分の番になり、その紙片をと持ってきた印鑑すべてを桃仙さんに渡すと、第一声「きれいな字だな。私はこういうの好きだな。」と。いやいや字は下手だしそんなことはいわれたことはないと内心思いましたが黙って聞いていました。色々聞かれている中であなたは母方の墓参りに行かなければいけないよ、今回あなたはそっちから呼ばれてここに来たんだよと言われ、そのほかにもあなたはもっと自分を出して生きたほうがいいみたいなことを言われ、最後にあなたは印鑑で何かが変わるわけではないけど印鑑を作りますかと言われ、私は(印鑑をつくりにきたので)「お願いしますと答え、現金でお金を払って店を出ました。

そういえば祖母の葬式からもう20年近くになるし、たまにはお墓参りにもいかないとだめだなと思いながら帰宅したその2日後。佐世保のおばさんが亡くなったとの連絡が。。。
これはいかんということでいろいろと支度をし、連絡のあった翌日に出発。

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長崎への旅

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到着すると太平有象なるものが出迎えてくれました。

佐世保で通夜、葬式なので、いろいろと移動が多くなるということでレンタカーを借りて、現地に向かうことに。レンタカーは空港を出て左に進むと待合室があり、そこで待っているとしばらくして送迎車が来たので早速乗り込みます。今回はスカイレンタカーで車を借ります。

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ちょうどお昼時だったこともあり、葬式のために来ているものの、めったに来ない長崎ということでちょっとおいしいものを食べたいなと。。。
そういうことで選んだのがレンタカーを借りた場所から車で5分ほどの「てん新」というお店に。メニューを見るといろいろな海鮮が食べられそうなお店。日曜日は漁の都合でメニューが少ないのですが、その中から選んだのがこれ。

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特上の海鮮重。個人的にはもっとがっつり白身の魚を食べたいところでしたが、九州らしくコリコリの鯛、ぷりぷりのカンパチを食べることができて満足でした。

お昼を食べたらレンタカーで佐世保に向かいます。
しかしながら途中30分ほど走ったところで、道の駅「彼杵の荘」につかまってしまいました。

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ここではトイレ休憩をし、てんぷら(さつま揚げっぽいもの)を買いました。どうもこのあたりはくじらが有名らしく、くじらものがたくさん並んでいました。ほとんどが冷蔵、冷凍品なので今日はあきらめ、さらに佐世保に向かいます。

途中、ハウステンボスを横目に走ることさらに40分、15時過ぎに現地に到着。
男気のあるような感じのおばさんでしたので、そのおばさんがなくなるような歳になったんだなぁみたいな話やら、挨拶やら色々済ませて、早速お爺ちゃんとおばあちゃんの墓参りに。結局こういう葬式の時にしか顔を見せないことを反省しつつ、お参りしました。

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ここのお墓はきれいだなと思ったら、花がほとんど造花でした。このあたりではそういう風習なんでしょうか。私も途中で購入した造花を飾りました。

この日はこの後斎場に入り、そのまま斎場で通夜でした。
宿泊は斎場の宿泊できる部屋に宿泊し、いろいろと用事が立て込んでいましたので翌朝早くにレンタカーで出発しました。

帰りは同じような道を通り、昨日寄った道の駅に寄って買い物をしたり、空港でお土産を買いました。ちょっと早い時間だったので、食事できる場所もあまりなく、売店で大村ずしなるものを買い、先ほどの道の駅で買った鶏のモツの煮込みを空港で食べました。
この大村ずし、お祝いの席などで出される郷土料理だそうです。

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今回は長崎名物的なものは食べられなかったので、お土産として皿うどんとクジラを買って後日食べました。

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ところで、帰りの飛行機でこのような座席?を見つけました。「ここは座席ではありません」と記載されています。そりゃこんなぼこぼこなところに座ったら心地悪いでしょうね。ここはちょうどクラスJと普通席の境の普通席側で、この席に座ってしまうと前から来た人に踏まれたり、カートがぶつかったりするということで座席としては使用しない場所ということだそうです。

再び印鑑の話

さてさて、そんなこんなで短い旅は終わりです。
妻も別の店で印鑑を作ったことがあるわけですが、その時はすぐに妻の実父がなくなったということがありました。そんなことを考え始めてしまうと印鑑を作るのが怖くなってしまいますが、私的には山本印店で作った印鑑の印影は独特で、とても気に入っています。これから印鑑を使う機会というのも減っていくのかもしれませんが、気に入った印鑑というのはガジェットとしてもなかなかのものだと思っています。柘の印鑑はケースに入れないほうが良いという話もあるらしいのですが、ケースも含めガジェットとして楽しんでいます。

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写真の青い袋が純正品です。

そうそう、この印鑑、出来上がるのに3か月かかるといわれていましたが、途中、緊急事態宣言が出ている間はお店が休みだったので、結局5か月待ちとなりました。

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