突然ですが、外国人が一番難しいと感じている言語が日本語と言われているのをご存知ですか。同じ言い回しなのにアクセントで異なる意味になること、少しでも言葉が足りないと全然違う意味にとらえられてしまうことが理由のようです。
今回はある社員に1日密着取材をしました。
その人は、国土交通省への申請代行やOFCタリフ制作を行っている3チームのうちの1チームのリーダーです。リーダーと言っても、後輩と同じ仕事をする上に、管理部門の仕事もするのですから多忙の毎日。。。。。緻密な人でなければできませんよね。
この写真の中に本人写っているのですが、さて、どの人でしょう??
という話はともかく、そんな繁雑、複雑で多様な仕事をどのようにこなしているのか、是非ご覧あれ!!
10:00 「おはようございます。」
大きな声で元気に出社、こちらまで元気をもらいます。
フレックスタイムが導入されている我が社は、朝は遅くても11:00までには出社することになっており、10:00~10:30にかけて続々と席に着く人が増えていきます。
見ていると、出社してまず取り掛かることは航空業界などのニュースを確認して、最新情報を把握すること。
これは毎日行うとのことで、具体的な内容は以下の3点でした。
・メールチェック
・業界ニュースチェック
・GDSニュースにて各航空会社のお知らせ
チェックが終わったら、日常業務に入っていきます。
まずは、担当している航空会社の運賃規則のチェック。このチェックは「運賃ルール差分チェック」を使用して確認をしていきますが、実はこのシステム、弊社で構築した差分チェックシステムで、確認業務には欠かせないシステムです。
具体的には、航空会社が設定している運賃規則に変更があった場合、GDSの規則内容と照らし合わせ、何と変更箇所まで抽出してくれる優れものなのです。
毎日この差分チェックシステムを確認して、必要であれば担当している航空会社に連絡をとり、詳細を確認していきます。
次は、航空会社からご依頼いただいた申請書作成の時間です。
今日は、以下の2件の申請ご依頼がありました。
・臨時便運航に伴う事業計画変更申請
・貨物航空会社の燃油サーチャージ変更申請
臨時便運航に際する事業計画変更申請は、原則は定められている期日までに行うものの、緊急の場合はまず国土交通省のご担当官に電話で一報を入れなくてはいけません。
それから事業計画変更申請書を作成し、国土交通省へメールにて申請書を提出、航空局に受理いただいたら、ご依頼いただいた航空会社へ申請書をメールにて送付して、申請書受理の報告をします。
次に、貨物航空会社から燃油サーチャージ額の変更申請書の作成です。
前月のシンガポールケロシン変動により、燃油サーチャージ額変更に伴うもので、ご依頼をいただいた際には、シンガポールケロシンの指標価格やICHレートという通貨換算レート、その他の内容も併せて確認して、ドラフトを作成します。
作成したドラフトを航空会社のご担当の方にお送りして、内容の確認の依頼をしました。
11:50 ここで、お昼休憩のチャイムが鳴り響き、ランチにGo。
お腹がすいた~、何を食べようかと会社近くのお店をウロウロ。
田町のランチの相場は1,000円前後ですが、最近できた新しいビルのレストランは1,000円超えるところが多く、人気店では毎日並んでいます。
1時間後 午後からの就業開始
お昼前にドラフトを送った貨物航空会社から確認済の連絡をもらい、申請書一式を揃えました。申請書には表紙などが必要のため、申請書1件でも準備する申請書類が沢山あります。
次は、午前中に確認した運賃規則のチェックを行います。
運賃ルール差分チェックシステムに上がってきた規則内容を確認して、変更が必要な場合はGDSと照合しながらデータを入力、他の方にもお願いしてダブルチェックを行います。
そして、契約しているクライアントにデータ提供をしていきます。
プロジェクト会議は、新規事業のための目的および目標に向けたスケジュール、予算等について共通認識の確認と意見交換会を行っているとのこと。
夕方には、国土交通省からご認可の連絡をメールでいただき、申請した各航空会社には認可番号、認可日のご連絡をメールにてお知らせします。
1つの申請はこのご認可をいただいて完結になるので、航空会社には忘れずにお知らせしてなくてはいけません。
今日はこのあたりで切り上げるようで、いつもより早めに帰社。そんなときは1駅分歩いて帰るのが最近のルーティングのようです。
1駅といっても、歩くと30分弱かかるというから、有酸素運動にもなって健康にもいいですね。健康診断が近いから、最近始めたけどいつまで続くことやら??とご本人は言っていますが、毎日ではなくても週1くらいで続くのではと思っています。
今回は、副編集長の浜田が、頼りがいのあるチームリーダーの1日を紹介しました。