【第13号】6. 社員旅行記のコーナー~念願の朱雀編

前回までの記事はこちら

今回は、タリフセクションの柏木が行った信州旅行記。
タイトルの「朱雀」とは一体? どうぞ最後までお楽しみください。

旅の目的「朱雀」

皆さんは「朱雀」と聞いて思い浮かべるのは鳳凰のような神獣でしょうか!?
栗好きの私は、真っ先に小布施堂の栗の点心「朱雀」を思い出します。
この朱雀は新栗の時期に長野県小布施町にある小布施堂でのみ食すことができるのです。

昨年よりコロナ禍で大変不自由な生活をしいられてますが、良かった事もあります。その一つはなかなか予約が取れないものが取れるようになったことです。
この朱雀も大人気のため、予約困難、当日だと朝早くから並ばないとありつけないものでした。コロナ禍で状況が一転したことにより、昨年予約がすんなりと取れ、10月にGo Toキャンペーンを使い念願の朱雀を食べるために長野1泊2日旅行へ行ってきました。

1日目:まずは長野へ

初日は東京駅11時半前の新幹線であっという間に長野に13時頃到着。
長野市は初めてでしたので、「遠くとも 一度は参れ 善光寺」ということで善光寺参りです。

その前に遅めのランチをとることに、新幹線の中で下調べをしていた善光寺通りにあるイタリアン「藤屋御本陣」に向かいました。
こちらのレストランは江戸時代、加賀百万石大納言の御本陣として創業し、大正時代に宮大工によって再生された和洋折衷の素敵な建物で、洋館と数寄屋造りのお部屋が混在し、日本庭園を抜けると離れにチャペルがあるとても不思議な空間でした。
建物とお料理の写真はないのですが、日本庭園のようなお庭があり、お料理もとても美味しかったです。是非機会がありましたら訪れてみてください。

さてお腹が満たされたので、いざ「牛にひかれて善光寺」参りへ!
途中、和風スターバックスもありました。

重要文化財の山門に到着。とっても荘厳です。

この日は大安で結婚式をあげている方たちもちらほらと。おめでとうございます!

本堂に入り、お参りをした後、お戒壇巡りをしました。
お戒壇巡りとはご本尊様の床下にある真っ暗な回廊を一周するものです。これをすると極楽浄土へ行けるとか!?
その後史料館を見学し、経蔵へ。経蔵は閉館間際でしたが、係員さんが回していいよと言ってくださり、回すことができました。経蔵の中にある輪蔵の腕木を押し回すことで、お経を全て読んだことと同じ功徳が得られるそうです。係員さん、有難うございました。

 年末にNHK「ゆく年くる年」で毎年中継される除夜の鐘もありました。残念ながら昨年末は中継がありませんでしたね。。。

さて、突然ですがここで問題です。この善光寺の文字の中に鳩が五羽います。どこに隠れているでしょうか?

 こちらは史料館に掲載されていた問題です。答えは最後に!

夕方まで善光寺を楽しみ、夜は旅行会社勤務時代の同僚で現在は長野在住の友人と居酒屋で長野の食材を満喫しました。

2日目(前):小布施へ

翌日は長野駅から長野電鉄に乗り、途中友人と車内で合流し、いざ小布施へ!!!
小布施町は葛飾北斎が晩年を過ごした処としても有名です。朱雀の予約が14時からでしたので、その前に葛飾北斎晩年の作品「八方睨み大鳳凰図」のあるお寺「岩松院」へと向かいました。

小布施駅の次の都住駅で下車し、徒歩にて20分弱位だったと思います。ホームページには小布施駅からと記載されてますが、都住駅の方が近いです。地元在住者が一緒だと助かります。
都住駅のあたりは観光地化されてなく、フルーツ畑がたくさんありました。りんごや栗、シャインマスカットと、大好きな物ばかりで興奮気味の私を見て友人は大爆笑してました(笑)

フルーツ畑を通り過ぎ、しばらく歩くと岩松院に到着です。とても風情があります。


中に入り、北斎の八方睨み大鳳凰図を鑑賞。座る場所を色々変えて見上げます。作品名通りどこから見ても鳳凰と目があいます。晩年の作とは思えない程、鮮やかで力強い作品です。
友人と「塗りなおしてるのかな」とこそこそ話をしていたら、すかさず案内人の方が「塗りなおしは一度もしてません」と教えてくれました。お寺の環境が絵の保存にとても良いそうです。

こちらのお寺には小林一茶が「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」という句を詠んだ池もありました。
時間がゆったりと流れているとても癒される場所でした。

その後お昼に発芽そばをいただき、さぁ、いよいよ朱雀です!!!お蕎麦屋さんを出発し、小布施堂へGo!

いよいよ朱雀と対面


14時少し前に到着。胸が高まります!!! しばらくすると開門され、小布施堂の中庭へと通されました。
予約していた席に着座し、登場を待ちます。

 やっと会えました! 感動。


どうですか!? この堂々たるお姿。素晴らしいです。

断面はこんな感じです。 汚くてすみません。。。
栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗、栗。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
栗好きにはたまりません。素朴な栗の甘味を満喫できるとっても大満足な一品でした。
お昼のお蕎麦を後悔しましたが^^;

念願の朱雀をいただき、大満足した後は北斎館を訪れました。
こちらには長野県宝の祭屋台が展示されており、屋台の天井絵も大迫力でした。他の美術館で開催される北斎展とかぶるところもありますが、混雑はなくゆっくり鑑賞できました。

そろそろ小布施とはお別れです。帰りは小布施駅から長野電鉄に乗車し長野駅へそして新幹線で帰路へとつきました。
1泊2日と短い旅行でしたが、大満足な旅行となりました。ただの食いしん坊日記になってしまいましたが(笑)

最後にクイズの答えです。


4つ目までは分かり易いですが、最後の一羽が少し迷いませんでしたか!?

コロナ禍で移動が制限され、マイクロツーリズムの時代だと言う声もあがってますね。
今回の旅行で日本国内には沢山の観光資源があるということを改めて感じることができました。
Go Toキャンペーンが再開したらまたどこかに行きたいです!

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