こんにちは。編集部兼セミナー講師の長谷川です。5月14日、18日に開催した「運賃理解のはじめの一歩」セミナーには50名を超える方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました!「運賃理解のはじめの一歩」セミナーは今年から開催している新コースでしたが、アンケートでは皆さまから好評のお声をいただけて、講師としてもうれしい限りです。
そこで、今回は入門編にご参加いただいた方からの声と、セミナー講師の対談をお送りします。ぜひ最後までお付き合いください!
セミナー参加者からの声(抜粋)
- 本日のような講義は専門知識を学ぶ上で、とても重要だと感じました。
- 説明も聞き取りやすくて理解できました。
- 総合試験の復習にもなり大変役に立ちました。
・・・など、たくさんの方から好評の声をいただきました。
それでは、「運賃理解のはじめの一歩」セミナーの講師を務めた須田、長谷川による対談に入っていきたいと思います。
講師対談~セミナーの振り返り
5月14日講師の長谷川と、18日講師の須田とで、講師対談を行いました。セミナーに込めた思いやセミナーコンセプトなど、講師としてこだわったポイントについて話していますので、最後までぜひご覧ください。
講師自身の感想
長谷川:今回『運賃理解のはじめの一歩』講師を務めて、どうでしたか?
須田:一部カメラがONにできない方もいらっしゃいましたが、zoomのリアクション機能も使い、皆さま一生懸命リアクションしてくださったり、実際に手を挙げてくださったり、拍手してくださったりしたので、参加者の皆さまにも支えられているな、と感じました。
長谷川:リアクションを見て、皆さま真剣にセミナーの練習問題に取り組んでいただけているな、と感じましたね。 セミナーを作り上げていく中で、意識していたことはありますか?
須田:はじめの一歩、という企画で作ったので、初めて国際航空運賃に携わる方が「難しすぎる」「不安」「ついていけない」と思ってしまわないように、進めていけたのではないかな、と思っています。ただ、もしかすると、「それは既に知っているよ!」という内容ばかりだと感じられた方もいらっしゃったかもしれませんね。
長谷川:そうですね、この業界で長い方もご参加いただいていたかもしれません。今回のセミナーは、基礎の触り部分しか取り上げていないのですが、そんな中でも「実はこれ、大事だったな」と気づいてもらえる部分もあったんじゃないかな、と思っています。
アンケートで高評価をいただけていましたね。「ありがとうございました」というお声を聞けると、非常にやりがいを感じますね。
須田:そうですね、本当にありがとうございます。
長谷川:『手配に役立つ規則を理解しよう』『運賃計算の仕組みを知ろう』『Fare noteを読み解こう』につながるセミナーですので、この3つのセミナーにも参加してもらえたらうれしいですね。好評につき、「運賃理解のはじめの一歩」は8月以降もまた開催予定です。
セミナーコンセプトと意識していること
長谷川:コンセプトとして「運賃アレルギー」を起こさないように、ということを意識して作ってきましたよね。
須田:苦手意識を持つと、なかなか取り払えないので、このセミナーで運賃について興味を持ってもらえたらうれしいですね。
長谷川:須田さんは話し方すごく上手ですよね。講師を務める際、意識しているポイントはありますか?
須田:いえいえ、そんなことはないですよ(笑) もともと早口だと周りから指摘を受けることが多いので、話すときの「間」や、スピードは意識しています。次のセミナーでも、「間」の取り方は意識していきたいと思っています。
長谷川:普段の会話の中で、早口だと感じたことないですよ!私が早口だからかな…。私も社内のミーティングで発言するときは気をつけていますが、おそらく相当な早口でしょうね。
須田:そんなことないですよ!って、お互い褒め合ってしまっていますが(笑)
気になることと言えば、よく噛むんですよね。自分の中で気になる単語があって、それをひとりで電車の中で呟いてみたりしています。今はマスクをしているので、おそらく周りの方には聞こえていないと思いますが、もし聞こえていたら、クスッと笑われてしまうかもしれない、とか、気が触れてしまったんじゃないかと思われてしまうかもとか、自分の中で考えると笑えますね。
長谷川:確かに、電車の中で急に「Eastern Hemisphere」とか聞こえたらびっくりしますよね(笑)
須田:そうそう(笑)
長谷川:5月18日、進行役を務めていた時、セミナーの間は資料を見ながら説明を聞くことに集中していたからなのか、あまり噛んだことに気づかなかったですよ。もし噛んでいたら、ご愛敬、と流してもらうということで…。
須田:そうですね。さらっと流してください(笑)
長谷川:セミナー中、一番楽しかったのが参加者の皆さまと考える練習問題だったのですが、須田さんどうでしたか?
須田:楽しかったですね。セミナー序盤に出題した、IATAが定める都市コードの3レターを答える問題で、某アイドルグループの名前を問題に入れたのですが、引っかかる人も中にはいたかもしれませんね。国内だと福岡県の博多ですけど、IATAの都市コードだと違いますからね。
セミナーってどうしても最初緊張してしまう方が多いと思うのですが、肩の力を抜いてリラックスして臨んでもらえたらな、と思って問題に入れてみました。
長谷川:5月14日の回は、その問題でご参加いただいた方の笑顔が見られました。講師としても出題して良かったなと思いますよね。
講師もセミナー当日のために一生懸命準備していますからね、ぜひ参加者の皆さまには、楽しんでセミナーに参加してもらえたらいいですよね。
余談~セミナー以外での講師経験談
須田:以前に、「お天気お姉さん、やってみない?」と言われて、その時に初めて講師にアサインされたんですよ。その時はIATAとかの説明を担当しましたね。
長谷川:お天気お姉さんならぬ、「IATAお姉さん」ですね(笑)
須田:あとは、別の機会に、ある高校の先生から「授業と航空トラベル検定を実施してもらえないか?」という要望をいただき、一昨年の夏と昨年の秋に、講師として授業を行って、OFCが実施している航空トラベル検定を実施したこともあります。
長谷川:以前、ニュースレターに書いた記事の授業ですね!パドルを持って、マーシャリングの説明をしていましたよね。
【合わせて読みたい】 第4回 OFCの仕事紹介 #3~高校での検定実施
須田:授業の様子や検定受験中の様子を写真や動画に収めていたのですが、帰ってきて見返したら、上司の要田が授業している姿しかないことに気づいたんですよね。実は私も講師をやっていたんです。
長谷川:そうだったんですね!その時やっていて工夫していたことはありますか?
須田:旅行業界にいる方は、NRTやHNDを見てパッと空港が分かりますが、高校生だとあまり知らないんですよね。航空トラベル検定は最初、都市コードに関する問題が結構出題されるのですが、ローマ字の羅列だと飽きたり、アレルギーを起こしてしまったりして、旅行業界や航空業界を嫌いになってしまうと良くないですよね。そこで『AKB』とかを例題にしたり、その高校は千葉県にあるので、千葉の空港コードや都市コードを紹介したりしました。どこか密接に関係している箇所があると、興味が持てますよね。
帰り際に、客室乗務員を目指したい、という声を聴いた時、きっかけとなる場を作れたのは良かったな、と感じましたね。
長谷川:セミナーも同じですよね。参加者は旅行業界、航空業界に憧れて入社された方ばかりだと思いますので、運賃に対して苦手意識を持つのではなく、より興味を持てる場にできたらいいですよね。海外旅行も行けない、飛行機も飛んでいない、お客様もいない…という現状ですが、ワクチン接種が進んで、海外旅行がまた再開したら、爆発的に需要は戻ってきます。その日のために、今から一緒に準備をしましょう!という機会にできたらいいですね。
まとめ
長谷川:そろそろ対談の時間も終わりに差し掛かっていますが、最後に、「運賃理解のはじめの一歩」を受講検討されている方に一言、お願いします。
須田:「はじめの一歩」ということで、最初から運賃に苦手意識を持つのではなく、「はじめの一歩」だから、軽く参加してみようかな、という気持ちで受講いただけたらと思います。さらに詳しく勉強したい方は、『手配に役立つ規則を理解しよう』『運賃計算の仕組みを知ろう』『Fare noteを読み解こう』のセミナーへの参加をご検討いただけたらな、と思います。
長谷川:そうですね。ぜひ、リラックスしてご受講ください。
OFCからのお知らせ
JATA・OFC共催「Fare noteを読み解こう」セミナー(協力:株式会社アマデウス・ジャパン様)のセミナーは、現在申込受付中です。参加をご検討されている方は、OFC WEBサイトをご覧ください。
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海外線の需要復活に向けた準備に、ぜひOFCのセミナーをご活用ください。以上、編集部長谷川がお送りしました。
この記事を書いた人:
長谷川(販売企画セクション/セミナー講師)