燃油特別付加運賃の申請書作成に必要なデータ収集にお困りではありませんか?
実はこちらの申請、所定の申請書のほか、特別な事情を説明する書面及び特別付加運賃の額の根拠を示す書面を提出することを国土交通省航空局より求められています。この、特別な事情を説明する書面、根拠を示す書面というのがとても細かい計算書となっていて、計算書を作成するためのデータがとても重要になっています。
そこでOFCではこの度、計算書作成に必要なシンガポールケロシン・日本銀行外国為替平均価格データ情報のメール配信を有料にて行うことになりました。
―燃油特別付加運賃申請って?
航空法の定めにより、国際線運賃(旅客/貨物)・料金・航空輸送事業に関する政府認可を取得するため、国土交通省へ申請をしなければなりません。
申請の種類は多岐にわたり、それぞれ適用期間と申請が必要なタイミングも異なります。
その中でも、旅客燃油特別付加運賃と貨物燃油付加運賃では、変更が必要なタイミングが異なるので注意が必要です。
旅客燃油特別付加運賃の場合は、必要な書類を作成し6か月毎に設定申請が必要となるため、年2回の設定申請をする必要があります。その中で、それぞれの条件に基づき6か月間の適用期間中での変更申請が行うことができます。
詳しくは過去の記事もご覧ください
【第1号】5.タメになる燃油の話 その1「燃油サーチャージとは?」
【第2号】2.タメになる燃油の話 その2「燃油サーチャージ額の決まり方」
【第3号】2.タメになる燃油の話 その3「金額が変更になるタイミング」
【第4号】1.タメになる燃油の話 その4「金額が変更になるタイミング」
【第7号】2.意外と知らない貨物運賃の話 その3「貨物の燃油サーチャージ」
―シンガポールケロシン・日本銀行外国為替平均価格情報とは?
シンガポールケロシンとは、シンガポール市場で取引される燃油またはその価格のことを示します。シンガポールケロシンの市場価格および日本外国為替を毎日データ収集、集計し、単月・2か月・3か月の平均値を算出しています。
―高品質なデータを提供します!
OFCでは、シンガポールケロシン・日本銀行外国為替のデータ集計を独自のフォーマットを使用して毎日集計しています。それにより、タイムリーかつ正確なデータ集計が実現しています。
さらに、国土交通省航空局とのシンガポールケロシン・日本銀行外国為替平均値のすり合わせにより申請に使用する確実な数値のデータがご用意できることからこの度の有料配信の運びとなりました。
このようなデータを、OFCから毎月必要なタイミングでお届けいたします。このデータがあれば、細かい計算書作成の負担軽減が見込まれるだけではなく、申請漏れも防ぐことができるのではないでしょうか。
―実際にどんなデータなのか知りたい
サンプルデータは下記のとおりです。配信時期は、毎月第3~5営業日を目途にお送りいたします。
なお、航空局との確認や祝休日の関係で、配信日時は前後する場合がありますので、ご理解のほどお願い申し上げます。
―どんな人が対象なの?
自社で燃油特別付加運賃を申請されている航空会社様やGSA等の関連会社様が対象となります。
昨今の燃油収受額の変動は、航空業界で働く皆様には肌で感じていると存じます。タイムリーかつ正確なデータをお客様にご利用いただくことで、データ集計の負担軽減や申請不備防止に繋がり、皆様の燃油価格策定にお役立ていただければと思います。
OFCでは、年に2回の事業計画申請やチャーター便申請なども承っています。
申請の種類は多岐にわたりますので、これは申請が必要なのか?という疑問にもお答えいたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください!
この記事を書いた人:
吉田(企画総務部)